儚く光る、一輪の



考えるよりも、動く方が早かった。


気がつくと、女の子を見下ろすようにして傍に立っていた。



ふ、と女の子が俺を見上げる。


歳は中学生位だろうか、きっと俺より年下…、だろう。


可愛らしい顔をしていた。

幼さを残して、でも子供ではない。

少女でありながら、少しの女を匂わせるような、そんな女の子だ。



思っていたよりも可愛い女の子に少し驚きつつも、俺は女の子に話しかけた。


< 4 / 7 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop