悪魔の目
猛暑のせいか僕は酷く疲れ、ぼんやりとしていた。炎天下の中アイスを食べるより、僕は冬の寒空の下、家でコタツにくるまりアイスをほうばる方が好きだ。
滴り落ちたアイスは、親指を伝い灼熱のアスファルトへポタポタと落ちていく。
それにさえ気づかず、僕は横断歩道を渡る。本屋まであと5分の距離。
すると突然、横断歩道のど真ん中に、一際目立った美少女が立っていた。
一体どこから現れたのだろう。さっきまで、立っていなかったはずなのに。
横断歩道には僕とその子の2人。
眩しい位の金髪に、カラーコンタクトなのか自前なのか、茶色の大きな瞳。スッと通った鼻筋に、ベビーピンクの唇。
もう夏も始まったと言うのに、肌は死人の様に白かった。
これは蜃気楼か、現実か。僕に向かって、何か話しかけてくる。彼女の方へ、引き寄せられように近づいていった。
新手のナンパか。こんな可愛い子がセフレなんて最高の誕生日プレゼントじゃないか。なんて、くだらない事を考えていた。
滴り落ちたアイスは、親指を伝い灼熱のアスファルトへポタポタと落ちていく。
それにさえ気づかず、僕は横断歩道を渡る。本屋まであと5分の距離。
すると突然、横断歩道のど真ん中に、一際目立った美少女が立っていた。
一体どこから現れたのだろう。さっきまで、立っていなかったはずなのに。
横断歩道には僕とその子の2人。
眩しい位の金髪に、カラーコンタクトなのか自前なのか、茶色の大きな瞳。スッと通った鼻筋に、ベビーピンクの唇。
もう夏も始まったと言うのに、肌は死人の様に白かった。
これは蜃気楼か、現実か。僕に向かって、何か話しかけてくる。彼女の方へ、引き寄せられように近づいていった。
新手のナンパか。こんな可愛い子がセフレなんて最高の誕生日プレゼントじゃないか。なんて、くだらない事を考えていた。