ミク。
もぅ一つは、最初の音すらなかなか吹けなかった曲を、基本中の基本であるドレミファソラシドを目を閉じてでも吹けるように一人で猛特訓してマスターしたら、後はスラスラなんでも出来るようになってしまったりして、それがキッカケで上級生(先輩)にも
「出来んのにこないだやらなかったのかよ!インチキ!」
[なんで急に私でも難しい曲吹けるようになるんだよ!ふざけてる??]
{センコォの気ぃ引こうとしてんじゃねぇぞ。}
などなど色々言われてしまったりして、挙げ句の果て楽譜にワンポイントで貼っていたお気に入りのシールを勝手に剥がされて捨てられたり、楽譜自体が折り目の真ん中から破かれていたり、カラー蛍光ペンで【ウンコ】、【黒ぶた】、【黒海】なんて書かれたりする事もあって、五年生の途中あたりから幽霊部員になったのだが、別に誰も気に掛けてはくれなかったし、部活顧問の先生だって、いちいち気に掛けて捜しに来てくれるなんて事は一度たりともなかった事だ。
………まぁ、漫画やドラマじゃないんだから、これが現実世界の学校ってモンだろう。と、ミクの頭と心には深く刻まれていた。が、そういうのを苦に命を断とうとまでは考えていなかった。
「出来んのにこないだやらなかったのかよ!インチキ!」
[なんで急に私でも難しい曲吹けるようになるんだよ!ふざけてる??]
{センコォの気ぃ引こうとしてんじゃねぇぞ。}
などなど色々言われてしまったりして、挙げ句の果て楽譜にワンポイントで貼っていたお気に入りのシールを勝手に剥がされて捨てられたり、楽譜自体が折り目の真ん中から破かれていたり、カラー蛍光ペンで【ウンコ】、【黒ぶた】、【黒海】なんて書かれたりする事もあって、五年生の途中あたりから幽霊部員になったのだが、別に誰も気に掛けてはくれなかったし、部活顧問の先生だって、いちいち気に掛けて捜しに来てくれるなんて事は一度たりともなかった事だ。
………まぁ、漫画やドラマじゃないんだから、これが現実世界の学校ってモンだろう。と、ミクの頭と心には深く刻まれていた。が、そういうのを苦に命を断とうとまでは考えていなかった。