ミク。
小学生。という普通の小学生の年齢の子供が考えるには相応しくない(こんな考え)を心の奥底に秘めながらミクは図書室で坂本竜馬の伝記を読んでいた。
坂本竜馬という人物は日本で初めて海外貿易をする為に亀山社中(後の海援隊)を造ったり、江戸時代末期の1867年11月9日に江戸幕府第15代将軍徳川慶喜に明治天皇へ政権を返上するようにと説得して、翌15日に天皇がこれを受理したという政治的事件を起こした偉大な人物だ。しかもその偉大なのは彼の業績だけではなく、誕生日が天保6年11月15日に当時最も身分差別が酷かったとされる土佐班(高知県)で身分の低い下士として才谷屋(豪商だったのでかなり裕福)の次男として生まれ、慶応3年11月15日に近江屋事件で享年33(満31才没)という若さで暗殺されてしまう。ちなみに暗殺した犯人については未だ良く分かっていない。が、この生まれた日と同じ日に星になって空に帰ってゆくという偉大さも凄過ぎて偉大中の偉大だ。しかも身分差別に負けず今や日本を代表する有名人になっているという所も偉大さの象徴で、ミクにとっては憧れの的であり、坂本竜馬こそ胸を張って云える初恋の相手なのだった。
坂本竜馬という人物は日本で初めて海外貿易をする為に亀山社中(後の海援隊)を造ったり、江戸時代末期の1867年11月9日に江戸幕府第15代将軍徳川慶喜に明治天皇へ政権を返上するようにと説得して、翌15日に天皇がこれを受理したという政治的事件を起こした偉大な人物だ。しかもその偉大なのは彼の業績だけではなく、誕生日が天保6年11月15日に当時最も身分差別が酷かったとされる土佐班(高知県)で身分の低い下士として才谷屋(豪商だったのでかなり裕福)の次男として生まれ、慶応3年11月15日に近江屋事件で享年33(満31才没)という若さで暗殺されてしまう。ちなみに暗殺した犯人については未だ良く分かっていない。が、この生まれた日と同じ日に星になって空に帰ってゆくという偉大さも凄過ぎて偉大中の偉大だ。しかも身分差別に負けず今や日本を代表する有名人になっているという所も偉大さの象徴で、ミクにとっては憧れの的であり、坂本竜馬こそ胸を張って云える初恋の相手なのだった。