ミク。
だからこういうのが伝記、推理小説、ファンタジー、SF、ホラーなんかを読みまくる事をさせてくれたし、そのうち特に大好きなのは推理小説やホラーなんだという事にも気づかせてくれた。
「…だから、俺から離れるなぁ~…………かぁ」
ミクが六年生という一番の高学年になった頃には、読んでる傍から次々薔薇が咲いて想像の世界に流れるBGMに合わせてヒラヒラゆるやかにその薔薇が流れてゆく非現実中の非現実に引きずり込まれてしまうBLことボーイズラブコミックや小説に深々とハマってしまっていた。しかし、ある意味仕方の無い結果とも云えるだろう。子供ながら人間不信になり、ヒトなんて所詮こんなもの。という冷めた思考回路が完成してしまったお陰で、生身の人間を相手にするよりも本。その本の中でもより非現実的と思える人間性について書かれた物が読みたいという感情に取り憑かれて捜しまくり辿り着いた先が、偏見の眼差しで幾度となく見られ、言葉の刃で幾度となく刺されても互いを想い合い、軽い好きでは無く真剣な好きだからこそ支え合い、乗り越え合って生きていく同性愛をテーマにしたBLで、だからこそバリバリの腐女子になってしまったのだった。
「…だから、俺から離れるなぁ~…………かぁ」
ミクが六年生という一番の高学年になった頃には、読んでる傍から次々薔薇が咲いて想像の世界に流れるBGMに合わせてヒラヒラゆるやかにその薔薇が流れてゆく非現実中の非現実に引きずり込まれてしまうBLことボーイズラブコミックや小説に深々とハマってしまっていた。しかし、ある意味仕方の無い結果とも云えるだろう。子供ながら人間不信になり、ヒトなんて所詮こんなもの。という冷めた思考回路が完成してしまったお陰で、生身の人間を相手にするよりも本。その本の中でもより非現実的と思える人間性について書かれた物が読みたいという感情に取り憑かれて捜しまくり辿り着いた先が、偏見の眼差しで幾度となく見られ、言葉の刃で幾度となく刺されても互いを想い合い、軽い好きでは無く真剣な好きだからこそ支え合い、乗り越え合って生きていく同性愛をテーマにしたBLで、だからこそバリバリの腐女子になってしまったのだった。