【完結】 甘い罠〜幼なじみは意地悪女~
「何じろじろ見てるんよ!エロ准!」
はぁ?『エロ准?』
さっきの『お嬢様』と『かわいい』は撤回!!
「誰がお前なんか見てるか!」
そう言って、自分の部屋へ向かった。
俺は、ベッドに寝転がり、さっきの美沙の姿を思い出していた。
やばかったぁ。
めっちゃ見とれてしまったし・・・。
やっぱりあいつ、美人でスタイルいいから、似合うんよな・・・。
あんな女と並んで歩いたら、自慢やでな・・・。
『何、ジロジロ見てるんよ!エロ准!』
美沙の一撃がリプレイされ、一気に熱が醒めた。
いくら着飾っても、中身は一緒やし。
やっぱり、一瞬でもあんな女と並んで歩きたいなんて思った俺がアホやった。
俺は、帰りに買ってきた雑誌を手に取るとペラペラとめくり始めた。
しばらくして、誰かがドアをノックした。