【完結】 甘い罠〜幼なじみは意地悪女~
「准は、スカートとか似合う子が好きなん?」
「えっ?なんでそんなこと聞くん?」
「この前の子・・・」
あぁ、綾香ちゃんか・・・。
別にスカートがどうとかは別にどうでもいいけどさ・・・。
「・・・別に」
俺の無愛想な返事に美沙の眉間にシワが寄った。
「付き合ってるん?」
なんで喧嘩ごしやねん!!
「お前に関係ないやん!」
「そうやね。私には関係ないよね!」
そう言うと美沙は、俺の部屋から出て行った。
なんやねんあの女!
珍しく謝って来たと思ったら、突然キレるし!
わけわからん!
ほんま何やねんあいつは!
もう一度、俺はベッドに横になった。
見つめる天井に浮かぶのは美沙の姿。
あいつもあんなスカート履いたら女の子なんやな・・・。
もしかして、あいつ・・・まさかな。
俺に『かわいい』とか言って欲しかった???
あるわけないか!