【完結】 甘い罠〜幼なじみは意地悪女~
『准・・・』
あぁ・・美沙・・・好きやで・・・。
なんか柔らかいなぁ・・・美沙の匂いがする・・・あぁ、何この柔らかい感触・・・。
ボコッ!
「エロ准のアホ!どこ触ってるんの!」
「痛っ!」
目を開けた俺は、自分がしていることに驚いた。
ソファに仰向けに寝ている美沙に覆いかぶさっているのは、紛れも無い自分自身で・・・しかも、右手は美沙の胸を触っていた。
「うわっ・・・ごめん」
慌てて美沙から離れ、床に座った。
俺は、何をした・・・お互い服は着てる・・・だから何もなかったよな?
「美沙・・・俺・・・何もしてないよな?」
恐る恐る美沙の顔を見ると、眉をひそめて、悲しそうな表情をしていた。
「准は、覚えてないの?」
「えっ?」
まじで?
俺、ヤッてしまったんか?
うわぁ・・・最低や・・・しかも全く覚えてないし。