【完結】 甘い罠〜幼なじみは意地悪女~
あいつ・・・ほんま、何を考えてるんや?
諦めたんじゃなかったんか?
怒りはピークに達しており、買ってきた物を乱暴にテーブルに置くとすぐに自分の部屋に向かった。
「准、どうしたの?」
そんな母さんの声も聞き入れることはなかった。
部屋に入ると、クッションを壁に投げ付けた。
くそっ!
あいつはあんなことをしないと思っていたのに・・・。
親友に裏切られた絶望感でいっぱいになっていた。