【完結】 甘い罠〜幼なじみは意地悪女~
みんなの表情に笑いを堪えることができなくなった俺らは、笑い出してしまった。
「くくく・・・」
突然の笑い出した二人に両親たちは、何がなんだかわからずに、唖然としているようだった。
「えっ?」
4人の驚いた顔を見て、美沙は、ピースサインを出して「大成功!」と宣言した。
「俺らが仕掛けた罠でした!」
「えーっ!」
「お母さんたち、私たちをくっつけようとしてたでしょ?」
美沙が得意げに聞くと、みんなは驚いていた。
「知ってたん?」
「私はね」
驚く両親の表情に対して、美沙は勝ち誇った表情をしていた。
その姿は、まさに無敵の女王様。
「准は?」
「俺は、母さん達が話してるのをたまたま聞いたから、知ってたよ」
たまたま聞かなかったら、気付かなかったってのは、秘密。