【完結】 甘い罠〜幼なじみは意地悪女~
次の日の朝、起き上がると腹が痛く、鏡を見ると頬は僅かに青く痣になっていた。
最悪や・・・。
ほんま、ありえへんし。
「おはよう!准!」
「おはよう」
「テンション低っ!」
健吾のハイテンションには、今日の俺はついていけなかった。
いてて・・・腹が痛む・・・。
「准、どうした?その痣」
「・・・よく聞いてくれました。美沙につねられた」
「美沙って、あの女王様?」
健吾よ・・・頼むから『女王様』って、口に出して言わないでいただきたい。
「あぁ」
「お前らやっぱり付き合ってんの?」
「はぁ?ありえへんし!」
「じゃあ、どういう状況でつねられるのか教えてもらおうじゃないか!!」
「だから・・・」
昨日の出来事をありのまま話した。