【完結】 甘い罠〜幼なじみは意地悪女~
「今日も来ないんか・・・」


ふと、気が緩んで言葉に出してしまったことに、後悔をした。


やばっ、止められへんかもしれん。


今まで、口には出さないでおこうとした本当の想いを出してしまった俺は、これ以上我慢する自信がなかった。



会いたい・・・



無性に会いたい・・・



美沙に会いたい。



ひょっこりと出て来てしまった感情は、隠れることはなく、表に出たままだった。



なんで来ないんや?



あいつ・・・アキラがいてるからか?


俺じゃあかんのか?



俺の想いは、ブレーキがきかない状態になっていた。



やばい、俺、あいつのこと・・・美沙のことが・・・。



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