【完結】 甘い罠〜幼なじみは意地悪女~
「なぁ今日は何かあるん?」
「准、忘れたん?お父さんが昇進するからそのお祝いを今日するって言ったやん」
「あぁ、そういえば・・・」
「ほんま、あんたはボーッとしてるんやから」
母さんからの嫌味も聞こえないくらいに、ぼんやりしていた。
だってさ、最近あんま寝れてなかったし・・・
あいつ・・・美沙のことが気になって・・・
なんでうちに来ないんやろうとか・・・彼氏のこととかさ・・・。
でも来てくれてよかった。
あっ、でも、彼氏のこと解決してないし。
彼氏がいてるんやったら、俺って絶対フラれるやん。
・・・告白するつもりか?
いやいやいや・・・ムリムリムリ!
『准が私のことが好き?100年早いわよ!』
とか言われそうやし。