【完結】 甘い罠〜幼なじみは意地悪女~


「准のアホ!なに本気にしてんの!」


何も言わないで一人でテンパってる俺を美沙は、苦笑いしながら一喝した。


「・・・冗談?」


「当たり前やん!准があんなことするから、私もからかっただけ!」


「はぁ?お前な!」


「騙される方が悪い!」


そう言うと美沙は、玄関のドアを開けて外へ出て行った。



「おい!待てって!」


「嫌!捕まったら襲われるからね!」


「お前、大きな声でそんなこと言うな!」


そう言いながら走ってると、美沙はすでに玄関のドアを開けようとしていた。


「捕まえた」


俺は、鍵を開けようとする美沙の背後から抱き着いた。




ドンッ!


美沙の肘が気を抜いていた俺の腹に入った。


「痛たたた・・・」


腹を押さえてうずくまる准に、

「エロ准!調子乗りすぎ!」

と言い、家に入ってしまった。



まじで?


やりすぎた?


「はぁぁ・・・」



うなだれて美沙の後から、家に入った。


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