【完結】 甘い罠〜幼なじみは意地悪女~
「うん。罠。美沙の学校の文化祭に俺を誘うように言われたやろ?」


「あぁ、うん」


「それは罠なんや。あと、バスツアーに行ったのも二人きりにするための罠」


「・・・そうやったんや」


「それでさ、俺は考えたんや!」


あたかも名案が浮かんだといった得意げな表情を美沙に向けた。


「何を?」


そんな俺に対して、冷静に美沙は問い掛けた。

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