生ものですから本日中にお召し上がりください
小夜子はそれを見て満足そうに微笑むと、ソレの髪の毛を、血まみれの髪の毛をコームでとき、毛先から滴る血を男に見せた。
妹ながらにやることが酷い。
男はもはや正気を保てず、よだれを垂らし、部屋の中を悲鳴を上げながら歩き始めた。
そう、こうなるのを待っていた。
これが見たかった。
このために料理をしたんだ。
生きたまま捌かれる悲鳴が俺の好物。
肉は小夜子が喰う。
客は正気を失うが……………
でも…………………