生ものですから本日中にお召し上がりください
「お帰りなさい」
「そ、そ、そ、そ、外に、外に、外に、外に、外に、」
「外に?」
「娘が」
「はぁ。娘さんですか」
「おまえ、どういうことだ! たった今、あの話は無かったことにしたはずだぞ!」
「はぁ。ここへ来てからではもう遅いとは思いませんでしたか?」
「あなあなあなあな………あなたななななんの話」
「薄々分かっているでしょう? あなたの旦那さんは私に………」
「言うな」
「娘を……………娘をどうしたの?」
「……………あなたの娘さんを……………あとかたもなく始末してしまいたいと………………」
「始末? 始末するってどういうこと!
娘をどうしたの! うそ、まさか、そんな」
「それを俺に頼んできたのは、そちらでしょう?」
「あなた…………なんてことを」
「だから、ほら」