ファンタジー☆プリンセス

或るところに、とても豊かな、愉快で楽しい国がありました。


そこにはとても国民想いの頼れる王様と、心優しい(悪くいえば貧弱な)王子様が暮らしていました。



或る日、王様は言いました。

「息子よ、お前もそろそろ結婚して国を継ぐ修行をしても可笑しくない年だ。
しかし、お前は気が弱い。そんな様子ではやっていけない。
だから、わしが頼りがいの有る嫁を見つけてやろうと思うのだが…よいか?」


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