私と君の確かな出来事
で、恐らくそのプリント持ってこいって言われたのに私はのん気に思い出回想してて、先生の言葉聞き逃したと。


アレ?それって超ヤバくない?


「堺!まさか宿題忘れたワケじゃないだろうな!高校2年生にもなって!!」


「ヒィッ!!き、きちんとやって来てありますーーーっ!!」


アタフタしていると案の定お怒りモードの先生に睨まれて、私は慌てて机の中から宿題を取り出し教卓に猛ダッシュ。


数人前に並んでいる梓灯と目が合うと、メッチャ口元が引きつっていた。


あっ、梓灯め!分かりやすい位笑い堪えてるわ、あのSガール!!
< 10 / 325 >

この作品をシェア

pagetop