私と君の確かな出来事
上からは日光、下からはアスファルトの照り返しでサウナ状態なのに、よく外出する気になるねこの人!!


「だからオレ暑さとか寒さとか、水とか風とか自然のもの一切関係無い体なんだって。蕾も一緒に公園とか行こうよ」


ビックリしていると、一流が私の事もお誘い。


これが梓灯や郁史なら“え~~~”とか言ってダラダラしちゃうのに、なぜか一流相手だとスッと心に入ってきちゃうんだ。


これは一流が幽霊だとか関係無く、きっと生きてた時も一流はこういう風な人だったんだと私は思っている。


「うん…飲み物持って来るから、ちょっと待ってて」
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