私と君の確かな出来事
「蕾大丈夫?オレは分からないけれど、今日大分暑いだろう?」


なるべく日陰を選んで近所の公園に向かって歩いていると、一流が心配そうに私に問いかけた。


「うん、最高気温31℃だって。だけど帽子と飲み物あるし、大丈夫だよ」


「そっか……具合悪くなったらすぐ言うんだよ?」


ニコッと笑って答えたのに、一流はまだ心配そうに私を気にかける。


この約1週間で一流のキャラは大分掴めてきたけど、コイツはかなり心配性だ。


もし生きてて大人になって子供とか出来てたら、初めてのお使いコッソリ尾行しかねない程色々気にしている。
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