私と君の確かな出来事
ワナワナと背中にナワアミを背負って怒りのオーラを背後の一流にも分かる様にしていると、梓灯が郁史がボンヤリしている事に気づいた。
「どうしたの?郁史」
「あっ、いや…何でもない」
梓灯が制服を引っ張ると、すぐに梓灯に視線を向ける郁史。
「何でもないって、いきなりボーーッとして……まさかアンタまでこの前の蕾みたいに“幽霊を見た”とか言わないわよね?」
――――ビクッ!
梓灯の何気ない一言が、一気に私の体を強張らせた。
そういやあ私、一流を初めて見た後梓灯と郁史に『幽霊が出た』って泣きついたんだっけ…?
「どうしたの?郁史」
「あっ、いや…何でもない」
梓灯が制服を引っ張ると、すぐに梓灯に視線を向ける郁史。
「何でもないって、いきなりボーーッとして……まさかアンタまでこの前の蕾みたいに“幽霊を見た”とか言わないわよね?」
――――ビクッ!
梓灯の何気ない一言が、一気に私の体を強張らせた。
そういやあ私、一流を初めて見た後梓灯と郁史に『幽霊が出た』って泣きついたんだっけ…?