私と君の確かな出来事
梓灯って気強いけど、優しい所もあるんだよねぇ。


中学の時迷子の女の子2人で見つけた時は、凄いあやし方上手かったし。


「なぁ蕾、梓灯。オレも一緒に昼飯食っていい?」


「あっ、いいよ」


「美女2人のハーレムにようこそ」


「梓灯……自分で美女言うなよ。しかも2人じゃあ言う程ハーレムじゃねぇよ」


コンビニのレジ袋片手に私達の所にやって来たのは、中脇 郁史《なかわき いくし》。


この男子も私と梓灯と同じクラスで、私達とは高校に入ってからの仲良し。


イエローアッシュの毛先を遊ばせて、175cmと高めの背。
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