私と君の確かな出来事
「蕾がお母さんに浴衣着させて貰った時から、ずっと手繋ぎたかった。だって蕾いつにも増してカワイかったから」


「なっ……アンタまた何言ってるのよ!人の事からかってんの!?」


い、一流がいつもの一流じゃない!!


一流いつもはこんな甘いセリフは言わない……むしろキザな事言ったりしたりするのは、苦手な性格なのに!!


知らない一流にどうしたらいいのか分からず、周りに人がたくさんいる事も忘れて一流に噛みつく私。


ところが噛みつかれた一流は怒ってても動揺を隠しきれていない私に、さほど恐怖感等は抱いていない様だった。
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