私と君の確かな出来事
ああぁあ……分かりやすい。


「リア充め…うらやましいぞコノヤロー」


先程どうにか手に入れた、梓灯お手製の卵焼きを頬張りながら呟いた。


そう……梓灯は郁史の事が好きで、郁史も梓灯が好きなのだ。


しかし張本人2人はその事実に気づく事無く、ずっと友達同士。


梓灯も郁史もハッキリと相手が好きだとは言ってないのに、私を始め何人かは2人が両想いだと気がついている。


なのになーーんで本人達が気づかないのよーーー!!アナタ達1年生の時から両想いなのに!!


「クッ…甘いハズの卵焼きが甘くないのはなんでだ……」
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