私と君の確かな出来事
さっきの怒り顔とは違う明るく嬉しそうな笑顔に、オレは1人癒されていた。


しかしそっか…もう7月中旬だし、学生はもうすぐ夏休みシーズンだよな。


一応オレも学生だけど……オレにはもう夏休みだとか学校とかは…無縁な言葉。


「言ったわね?アトラクション全制覇するって。じゃあもちろん、オバケ屋敷も入るのね?」


「ええっ!?いや、オバケ屋敷は……」


「蕾もようやく怖いもの克服する気になったのね!じゃあね蕾。詳しい計画たてるのも夏休み中だって~~~」


キリッと痛む胸に手を当ててる内に、梓灯さんは自宅の方に走って行った。
< 165 / 325 >

この作品をシェア

pagetop