私と君の確かな出来事
ってかそんなに小さな頃だったら、普通親がついてるよな?


なのになんでこんな道小さい子連れて歩いてるんだよ、蕾のお父さんかお母さん!!


「蕾、まだ雨降るには時間ありそうだから、きちんとした道歩こう!」


進むにつれて段々不気味さがアップするこの道を、幾らまだ明るいからって女の子1人で歩くなんて危ない。


オレは必死に止めるけど、さっさと家に帰りたいらしい彼女の耳には届かない。


「今日大事なプリント貰ったし、濡らすワケにはいかないのーー」


「だったらさっきの……」


「アレェーー?女の子、はっけ~~~ん♪」
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