私と君の確かな出来事
冷静になって考えてみると、これってどう考えても私が全面的に悪い。


逆に私が男で一流が女で、一流があんな薄暗くって人通ってなさそうな道1人で通ろうとしてたら――――…私止める。


なのに忠告無視して助けて貰った上に、お説教に反発までしちゃって……私、最低だ………


「謝らなきゃ……っ」


きちんと謝罪しないと、きっと一流は私に愛想をつかしてしまう。


ううん…もうつかされて、この家に帰って来ないかもしれない。


そんなの……嫌だよ……!!


ガバッとベッドから起き上がった私は、ドタドタと階段を降りて1階へ。
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