私と君の確かな出来事
ヤダ……まさか一流、本気でもう私と会わないとか思ってないよね……?


まさか…でも、あんなに心配してくれたのに逆ギレして言い訳しまくった女の顔なんて、普通見たくないだろう。


サーーーッと血の気が引いて、7月なのに背筋に寒気が走る。


このまま一流を見つけられなかったら、本気でもう2度と一流と会えない予感がした。


「ヤッ……一流!!」


私は再び走り出し、様々な場所を探し回った。


私が通っている学校、近所の一流がテンション上がってた大きな本屋、とにかく探し回ったのに、見当たらない。


「いらっしゃいませーー」
< 186 / 325 >

この作品をシェア

pagetop