私と君の確かな出来事
私のリアクションが面白かったのか、同時に吹き出す梓灯と郁史。


「蕾、やっぱりお前怖いの苦手なんだな」


「苦手だよ!!絶対オバケ屋敷なんて入りたくないからっ!!」


口元に手をやり、小さく笑っている郁史に噛みついた。


私は小さい頃からホラー系が苦手で、オバケ屋敷も肝試しも全部ムリなの。


小学5年の時の肝試しなんてビビり過ぎて、オバケ役の子を逆に驚かせてしまった位に!


「蕾、アンタ少しはホラーもの克服する気は無いワケ?」


「無い!!オバケ屋敷なんて、想像するだけで嫌だ!!」


――――ブワッ!


!?
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