私と君の確かな出来事
ポエッと首を傾げると、ゴホン…とわざとらしい咳払いをする一流。


「もうあの道は、1人で通らない事。どうしても通らなきゃいけない時は、誰か大人の男性と一緒に歩いて」


「うん……分かった」


「後自覚無いかもしれないけど、オレの事煽るのもやめて。耐えきれなくなっちゃうから」


“1つ約束して”って自分で言っといて、3つ約束事を突きつけて来た。


1つめと2つめは理解出来るけど……最後の何?


「一流、ラストのやつ、どういう意味?私分からないよ」


ハテナの量が多過ぎて、逆に止まらなかった涙がピタリと止まった。
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