私と君の確かな出来事
さっきまでキレイなオレンジ色だったのに、いつの間にか結構な時間経っちゃってたんだな……気づかなかった。


「そだね…帰ろっか。でもまたお祭りの時みたいに手ぇ繋ご!!」


「ハイハイ。分かりましたよ」


子供の様に手を差し出す私にクスッと笑い、手を繋いでくれる一流。


相変わらず高くも低くもない温度だけれど、私にとっては何よりも温かい存在。


一流と一緒にいたら、どんなに苦しくて悲しい気持ちも、自然と癒されちゃう。


「もう……いなくならないでね?一流…………」


この時の私の小さな呟きは、アナタに届きましたか?
< 200 / 325 >

この作品をシェア

pagetop