私と君の確かな出来事
勢い良くドアを開いて外に出ると、もう辺りは暗くてよく見えない。


こんな中を女の子1人でいたら、不審者とか変質者とかに狙われるじゃん!


「どこ行ったんだよ蕾……!!」


蕾がどこにいるのかは見当もつかなかったが、とりあえず探さないといけない。


「蕾っ!?」


「アレ?誰もいない………なのになんでドア開いてんだ?」


オレがドアを開けてしまったせいで蕾の御家族が蕾が帰って来たと勘違いして出てきてしまったけど、どうする事も出来ないのでそのまま走り出した。


確かオレと蕾がケンカしたのって、丁度1週間前だったっけ……
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