私と君の確かな出来事
なのに男の子は上は青いボーダー柄の白いTシャツに、下は七分丈のジーンズと、完全なる私服スタイル。
だけど……周りの生徒達は誰も男の子を注意したり怪訝な目で見たりしないで、普通に友達と廊下を歩いてる。
「オーイ蕾。いきなり立ち止まって、どこ見てんだよーーー?」
ポケーーッと私服の男の子を見ていると、郁史が私の顔の前でパタパタと手を振ってきた。
「ねぇ梓灯、郁史……なんであの男の子、この高校制服なのに私服着て学校来てんのかなぁ?」
私はまだ俯いて廊下をジッと眺めてる男の子をコッソリ指差して、梓灯と郁史に尋ねた。
だけど……周りの生徒達は誰も男の子を注意したり怪訝な目で見たりしないで、普通に友達と廊下を歩いてる。
「オーイ蕾。いきなり立ち止まって、どこ見てんだよーーー?」
ポケーーッと私服の男の子を見ていると、郁史が私の顔の前でパタパタと手を振ってきた。
「ねぇ梓灯、郁史……なんであの男の子、この高校制服なのに私服着て学校来てんのかなぁ?」
私はまだ俯いて廊下をジッと眺めてる男の子をコッソリ指差して、梓灯と郁史に尋ねた。