私と君の確かな出来事
ベッドから降りて梓灯と郁史に近づくと、背の高い郁史の陰から我孫子さんがヒョコッと出現。


「我、我孫子さん……」


まさかカフェであんな事になった我孫子さんが2日経ってから家に来るなんて、想像がつくワケも無く――――…石化する私の体。


「斎君、私達蕾に大事な話があるから、悪いけど私達が帰るまで蕾の部屋来ないでくれるかな?」


「へっ?いいですけど……お茶は……」


「あーー御構い無く。マジでちょっと真剣な話だから…下でテレビでも観てろよ斎」


私がフリーズしてる内に梓灯と郁史が斎を1階に追いやって、4人だけになった。
< 264 / 325 >

この作品をシェア

pagetop