私と君の確かな出来事
梓灯は私が女子の中で1番信頼してる人だし、郁史も男子の中では仲良し度が高い人。


2人なら私を止められる…そう考えたんだろう。


「最初は意味が分からなかった。いきなり蕾が幽霊に恋したって言われても、“えっ!?大変!”ってすぐに受け入れられるワケ無いし」


「だけど我孫子がオレや梓灯の亡くなったじいちゃんばあちゃんの容姿とかバンバン当てるから、オレ等もう我孫子に霊感があるって信じるしかなくて……」


梓灯の後に続いた郁史は、チラリと横目で我孫子さんを見た。


いきなりクラスメイトに霊感あるって言われたら、そりゃ戸惑うよね…
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