私と君の確かな出来事
あれから一流と近くのファミレスに行き、お昼ご飯を食べた。


『蕾、良かったの?2人前頼んじゃったりして……』


『大丈夫。アンタの分は、私が食べるから』


『ええっ!?』


私は自分用にナポリタンを頼み、その上一流が生前1番好きだったというエビフライ定食まで完食。


1人で2つの料理を食べ切った女子高生を見て、一流と店員さんはどう思ったのか。


お昼を食べてからは適当に歩いて、私達は海にやって来たのだった。


「7月なのに、人いないねーー」


一流の言う通り、浜辺には夏だと言うのに私と一流以外誰もいない。
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