私と君の確かな出来事
「ここってさ、ちょっと奥まった場所にある上に近くにもっとキレイで大きな海があるから、あまり人来ないんだよ」


「そうなの?じゃあどうしてそっち行かなかったんだよ?」


「………こっちの方が、一流と2人っきりになれると思ったの!!」


頬を染め、軽く睨みつけると、一流まで真っ赤っ赤に大変身。


「あ、ああ、そう……//////」


相当恥ずかしかったのか、頭を掻いて目を逸らし始めてしまった。


「純情だね、ホントに……」


出会ったばかりの時は、メチャクチャ怖かった一流。


だって幽霊なんて、初めて見たもの。
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