私と君の確かな出来事
1ヶ月前は『また会いに行く』って言われて、『会いになんか来なくていい』って返しちゃったけど、今はその時が来るのを心から待っている。


私と一流の2つ目の約束が果たされる時は、必ず来るから。


その時は―――…今度こそずっと一緒にいたいな。


「大好きだよ……」


そう言い残し、一流は空へと昇って行った。


波の音が響く浜辺には、私1人だけ。


「ヒック…フェッ……私も大好きだ…………」


1人になった途端、とうとうダムが決壊してしゃがみこんじゃったけれど……


また会えたら、最高の笑顔を向けてあげるよ、一流。
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