私と君の確かな出来事
秋に一流を成仏させろと言われた時は自分の事しか考えられなくなってしまっていたけれど、少しは私も大人になったかしら?


「ルンルン♪モンブラン楽しみだなーーー」


一流のフンワリと穏やかで優しい笑顔を心に浮かべながら、家路を急ぐ。


――――ブワッ!


「キャアアアアッ!?」


突如突風が吹き荒れて、慌ててスカートを押さえつけた。


あ、危なかった…スカート捲れてないよね?


にしても今の風、何だったんだろう………?今日そんなに風吹いてないのに。


何だか…まるで一流が初めて教室に入った時と同じ様な風だった……
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