私と君の確かな出来事
両方の肩に手を添えられた状態で見つめ合っていると、一流が言葉を続けた。


「例え幽霊であっても、オレは蕾が好きだった。人間なら尚更だ。もう離す気は無いから……“恋人”としてオレの傍で笑っていて下さい。………いつまでも」


とっても真剣な瞳で想いを伝えられ、涙が視界を歪ませる。


一流が幽霊だった時は、『いつまでも』なんてムリだと思っていた。分かっていたのに、その事実から目を逸らしていた。


だけどもう、“永遠”は禁じられた言葉なんかじゃない。


私達は今度こそ、ずっと一緒にいられるんだ。


「うん!一流大好きっ!」
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