私と君の確かな出来事
「だったら私がブリッ子っていうの、撤回しなさい。撤回しなかったら、一生卵焼き無しですからね」


そう言ってニッコリと微笑む梓灯からは、見えないけどハンパ無い圧力が……


「ご、ごめんなさい梓灯様……私が悪かったです」


もう梓灯の黒い笑顔が怖くて怖くて、私は速攻で頭を下げて謝罪した。


うわぁ~~~ん!梓灯怖いよ~~~!!


謝らなかったらこれ、絶対卵焼き一生無し所じゃあ済まされないって!!


「分かればいいのよ、分かれば♪」


ブルブル震える私の謝罪に満足したのか、梓灯はお次は可憐な笑顔で許してくれた。
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