私と君の確かな出来事
だけどなんで外にいたのかは思い出せないで、車に跳ねられた時の状況の記憶も無し。


そして気づいたら知らない公園にいて、事故に遭ったハズの自分がなんで公園にいるのか、なんでどこもケガしてないのか疑問に思う。


でもってとりあえず公園を出て“ここはどこか”と通りすがりの人に尋ねまくったが、皆に無視され……


挙句ぶつかった人の体が自分の体をすり抜けた為、ようやく気づいたそうだ。


自分は今幽体なんだ、自分の姿も声も誰も分からないんだ。


自分は――――…死んでしまったんだ…と。


「それで、さっきの質問に戻ります」
< 58 / 325 >

この作品をシェア

pagetop