私と君の確かな出来事
ここは私の部屋なのに、見知らぬ男の子が床に布団も何も無しでそのまま眠りこけていた。


「ヒ…ヒャアアアアッ!?」


な、なんで!?


この男の子、どっから入ったの!?なんで私の部屋で眠ってるの!?


「アワワワワ……不審者……住居不法侵入者………」


パニックになった私は、ヘナヘナと腰を抜かしてベッドに尻餅をついてしまう。


110番って何番だっけ!?と後から考えたらアホみたいな事考えていると、その男の子がフッと目を覚ました。


「ヒッ!!」


「んん……おはようございます、蕾さん……」


「えっ?」
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