私と君の確かな出来事
朝からにこやかなお母さんが、せっせとリビングのテーブルに朝ご飯を並べていた。
フンワリと、トーストや野菜のいいニオイが鼻をくすぐる。
「蕾おはよう」
「何お前突っ立ってんだよ?」
「姉ちゃん?」
「あ…ああ。何でもない。ごめんね」
ボンヤリと棒立ちになってると、堺家の男性陣に不思議そうな目で見られた。
ちなみに私の家は5人家族で、両親に兄と弟が1人ずつ。
兄は堺 諒《さかい りょう》で大学1年生、弟は堺 斎《さかい いつき》で中学1年生。
堺家の三兄姉弟は、皆名前が漢字一文字なのだ。
フンワリと、トーストや野菜のいいニオイが鼻をくすぐる。
「蕾おはよう」
「何お前突っ立ってんだよ?」
「姉ちゃん?」
「あ…ああ。何でもない。ごめんね」
ボンヤリと棒立ちになってると、堺家の男性陣に不思議そうな目で見られた。
ちなみに私の家は5人家族で、両親に兄と弟が1人ずつ。
兄は堺 諒《さかい りょう》で大学1年生、弟は堺 斎《さかい いつき》で中学1年生。
堺家の三兄姉弟は、皆名前が漢字一文字なのだ。