私と君の確かな出来事
アワワワワ……!!今頭の中で考えていた事梓灯に言ったら、確実にもっと面倒な事になっちゃうよ!!


『ハァ?当然でしょう?』とか、『よく分かってるじゃない』とか言われるに決まってる!この子Sだからっ!


「な、何でもないよ!暑さでボンヤリしちゃってただけだから、気にしないで梓灯」


余計な事をツッコまれる前に、急いで隠蔽工作をする私。


梓灯は暫く訝しげな視線をぶつけて来ていたけれど、深く追求してくる事は無かった。


フ~~~!助かったぁ~~~!


――――ガラッ


「ホラ授業始めるぞーー!皆席に着けーー!!」
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