私と君の確かな出来事
あれまぁ……このタイミングで自習だなんて、先生には悪いがちょっと感謝しちゃうわ。


「あーー、私3時間目の英語の予習やってるよ。2人はお喋り楽しんでて」


「え~~?せっかくの自習に勉強?さすがだわマジメガール・蕾」


「まぁ自習は本来勉強する時間だから間違っちゃいねぇけど、それでいいのかよ?お前」


「うん」


私が頷くと、梓灯と郁史は微かに頬を染めていた。


やっぱり2人で話す方が嬉しいだろうね……さみしいけど、今回この2人と一緒にいないのは、遠慮だけが理由じゃない。


寧ろこっちの方が好都合なんだ。
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