私と君の確かな出来事
だって誰もいない空間に向かって喋りかけてたら、私絶対皆に“危ない子”認定されちゃうじゃん!!


だから一流がいる間は、梓灯と郁史を2人っきりにさせる事にそれ程さみしさが感じられない。


「にしても学校生活を体験したいだなんて、変な未練よねぇ。一流病弱で学校行けなかったとか?」


小さく口を動かしていたって予習の内容を頭に叩き込んでいる様にも見えるし、先生ごめんなさい。


私、多分この教室の誰よりもアナタが風邪引いた事喜んでます。


「別に病弱ってワケじゃなかったよ。記憶は定かじゃないけど、きちんと学校行ってたと思う」
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