私と君の確かな出来事
私が予習してるのをジッと見ていた一流が、一際賑やかな男子グループを見つめながら言った。


私は一流が早く成仏出来る様、コイツの最後の思い出作りを手伝うと決めた。


ところが一流は生きてた時の記憶を大部分失い、どういう事に未練があるのかイマイチ把握し切れないという困った事態に。


それで昨日の夜私の部屋で2人で話し合って決めたんだ。


一流が頭にパッと浮かんだり、心引かれた望みを叶えると……で、なぜか『学校に行って一緒に行動したい』が一流の最初のお願いだった。


ってなワケで、今日は一緒に学校連れてきたのだ。
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