私と君の確かな出来事
同じクラスの女の子が、こちらを見て眉間にシワを寄せているのに先に気づいたのは、一流の方だった。
女の子が目をゴシゴシ擦っている間に、一流はパッとシャーペンを机に戻す。
『蕾、腕離して』
『えっ?』
『いいから腕離して、何でもないフリして!!』
切羽詰まった表情で言われ、言われるがままに掴んでいた一流の腕を離した。
そして女の子がこっちに来たんだ。
『ねぇ堺さん…いきなり変な事聞くようだけど、今そのシャーペン宙に浮いてなかった?』
『ええっ!?』
『あ、ごめん。多分私の見間違いみたいだね』
女の子が目をゴシゴシ擦っている間に、一流はパッとシャーペンを机に戻す。
『蕾、腕離して』
『えっ?』
『いいから腕離して、何でもないフリして!!』
切羽詰まった表情で言われ、言われるがままに掴んでいた一流の腕を離した。
そして女の子がこっちに来たんだ。
『ねぇ堺さん…いきなり変な事聞くようだけど、今そのシャーペン宙に浮いてなかった?』
『ええっ!?』
『あ、ごめん。多分私の見間違いみたいだね』